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フッ素について

フッ素を歯につけるとむし歯になりにくくなるといわれています。ではフッ素とは何なのでしょうか?
また、フッ素が歯を強くするとはどういうことなのでしょうか。

生態系におけるフッ素

フッ素はその強い反応性から、自然の状態では単体で存在しません。
ですから何らかの物質とくっついて、安定した化合物として存在しています。
フッ素は特別な物質ではなく自然界のたくさんのもの
(空気、雨、土壌、水道水、動植物組織など)に含まれています。

フッ素のはたらき

歯とフッ素はどのような関わりがあるのでしょうか。人の歯の表面は、エナメル質で
おおわれています。エナメル質は人体の中でもっともかたいところですが、
むし歯になると溶けてしまいます。フッ素はこのエナメル質(ハイドロキシアパタイト)に
取り込まれるとフルオロアパタイトというむし歯に強い(溶けにくい)物質に
変えることができます。

また成熟していない形成期の歯に対しては、より結晶性の高いハイドロキシアパタイトを
生成して強い歯をつくります。ほかにも自然治癒が可能な初期のむし歯の場合、
フッ素を塗ることで治癒を助けることが出来ます。

フッ素の安全性

私たちはフッ素を食べ物や飲物などから自然に少しずつ体内に取り込んでいます。
フッ素は特別な薬品ではありませんので、大量に使用しなければ体に
悪影響を及ぼしません。

フッ素を塗ったからといってむし歯にならないというわけではありませんが、
フッ素は予防手段としては、とても効果的です。

阿倍野区歯科医師会では、3歳児および1歳半健診にて
フッ素塗布(無料)を実施しています。
乳幼児健診

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